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イベントなどで欠かせないのがワイヤレスマイクです。文字通り電線(ワイヤー)が要らない無線マイクですね。
モズハウス・スタジオのPAシステムにも、もちろんワイヤレスマイクがオプション設定されていますが、実はこのワイヤレスマイク、電線がない分だけ扱いが楽で機動性に富んでいるのは大きなメリットですが、その反面、音質面ではどうしても有線のマイクに見劣りします。また、音が少し遅れてしまうように感じる場合もあります。
お祭りなどのイベントではワイヤレスマイクを司会者の方が持って移動しながら話すような場面があります。そのとき、PA用のスピーカーの直前で立ち止まったりすると、「ピ~~~~ッ」 というハウリング(フィードバック現象)が起きて、皆さん耳を塞いだりするケースがあります。
ハウリングはとにかく耳障りだし、これが続くと最悪の場合スピーカーが壊れてしまうこともあるので、PA屋としては絶対避けたい現象です。ハウリングが起きてしまうと、根本的な対策はとにかく音量を下げることしかありません。プロのPAエンジニアは、まずハウリングができるだけ起きにくいように、機材配置にいろいろな工夫をしたり、イコライザー(EQ)と呼ばれる機械を使ってハウリングしやすい周波数だけ音量を下げたりします。
モズハウス・スタジオでももちろんEQなどで対策していますが、それでもマイクのポジションがスピーカーの直前に行けば起きてしまうこともあります。その場合は自動的にハウリングの周波数を検知してそこだけ音量を下げる魔法のような機械(フィードバックサプレッサー)が何とかしてくれることになっているのですが、それでも一瞬ハウることはあります。
皆さん、ワイヤレスマイクを持ったら、どうかスピーカーの直前には行かないでくださいね(^-^;A