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TOP > 録音/PA音響 モズハウス・スタジオ 日記 > 合唱の録音2(続き)
昨日の続きです(^-^;A
ステージから比較的近いところにメインのステレオマイクを設置することで、マイクの入力感度をあまり上げなくても充分な録音レベルが得られます。そのため、客席からのいろいろな雑音(衣擦れ、プログラムなどの紙の音、咳、イスのきしみなど)もその分だけ入りにくくなります。また、ステージから近いため、音の明瞭度が高く、非常にクリアーに録ることができます。
一方、客席の比較的ステージから遠い場所の左右には別のマイクをLR2本置きます。このマイクは逆に客席での音の響きや空気感(アンビエント)を収録するためのもので、後でメインのマイクからの音と適切にミックスします。これによって必要以上にクリアーすぎる録音にならないように調整できます。
残る2本のマイクは伴奏のピアノ専用です。このマイクはピアノを本当に近くから録り、やはり後からメインマイクの音と適切にミックスします。これによってピアノの音のクリアーさを保ち、合唱の音声との音量のバランスもある程度調整できます。
以上がモズハウス・スタジオの合唱録音の基本的なシステム(6本のマイクを使用)ですが、より大規模なホールでの録音ではさらに多くのマイクを使い、マイクの置き方も違ったものになります。その辺りはまた別の機会にm(_ _)m