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TOP > 録音/PA音響 モズハウス・スタジオ 日記 > 二兎を追う者一兎をも得ず?
タイトルのような誰でも知っている格言がありますが、最近色々な方々の活躍ぶりを見ていると、一つの分野だけでなくマルチに才能を発揮されている人がずいぶん多くなったように思います。
例えば女優の杏さんはギターの弾き語りで大昔の曲を歌って見せたり、事務所の仲間と一緒にとても可愛い絵本作りをされています。特に彼女の絵は立派にプロで活躍できるレベルに思えます。
私たちが仕事で使うマイクにも万能的に使える製品はありますが、プロのレベルで言うと、ほとんどのマイクは大体用途が決まっているものです。「これは女性ボーカル向き」、「これはエレキギターのアンプの音を拾うのに最適」、「こちらはスタジオで生のピアノを録るのに向く」等々大体それぞれの用途で定番と呼ばれるマイクがあり、また、それに対する別の選択肢となるマイクがあったりして、音響エンジニアはそれぞれの経験と知識とセンスを活かした判断で使い分けています。
そんな中、最初から複数の用途を狙って開発された欲張りなマイクを今回購入してみました(まだ本番では使っていません😅)。そのマイクとはAspen Pittman DesignsというメーカーのDT1という製品で、安いコンデンサーマイクロフォンなのですが、なんと取り外し可能な前面グリルボールを備えていて、手持ちのボーカル用にもなれば、楽器の収音用にもなり、そのために手持ちの際のハンドリングノイズ対策も十分になされているという触れ込みです。
テスト的に音を拾ってみましたが、特に際立ったキャラクターは感じられず、優等生的な印象です。ライブでの使用は使ってみないと分かりませんが、多分そこそこ役に立ってくれそうに思えます。二兎を捕まえられるか、本番が楽しみです😁