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前回、イベントやステージのPAで使うマイクはあまり高くないものだと書きましたが、高価ではなくても、きちんと目的に合ったプロ仕様のマイクであることは言うまでもありません。
ライブステージ用のマイクに求められる要素には次のようなものがあります。
◎丈夫であること
落としたりぶつけたりしても壊れない、性能が劣化しない
◎ハウリングしにくいこと
周囲のあらゆる方向からの音を拾いやすいマイクはハウリングを起こしやすく、一定方向からの音に対してだけ有効な感度があるマイクはハウリングを起こしにくい
◎手に持ったとき(ハンドマイク)にゴソゴソという雑音(ハンドリングノイズ)が少ないこと
一般的にプラスチックボディのマイクはハンドリングノイズが出やすく、金属製で比較的重いボディのマイクはハンドリングノイズが少なめ
◎湿気に強いこと
屋外では雨が降ってきたり、ボーカルの場合は口からの唾液や湿気が直撃するので、外部はサビに強く、内部も湿気によって劣化しにくいマイクでなければならない
◎風の音を拾いにくいこと
屋外だけでなく、屋内でも空調の風の音を拾ってしまうことがあり、ウインドスクリーンというスポンジ製のカバーを付けて防止することもできる
このような条件をできるだけクリアーした上で、一定水準以上の音質の良さも当然求められるのだから、マイクのメーカーさんも大変ですね(^-^;A