録音／PA音響　モズハウス・スタジオ | 日記 | マイクの話4

こんかいもしつこくマイクの話です(^-^;

モズハウス・スタジオがPA用に用意できるマイクの中でお値段が一番高いマイクをご紹介します。まあ、高いと言ってもせいぜい1万円少々くらいで買える製品なので、特に自慢できるようなものではありません。でもPA用の定番として高い評価を受けているマイクなので、これをお読みの皆様の中にも「知ってるよ」という方も多いかもしれません。

そのマイクの名前はBETA 58Aと言います。SHURE社の大定番SM 58は前にご紹介しましたが、その延長線上にある製品で、SM 58よりも性能面でより現代的になっています。主としてボーカル用ですが、高音域の伸びがよく、感度も高い（声量のない人にとって有利）というのが売りです。SM 58との外見的な違いはやや青味を帯びた本体の色と、マイクヘッドの青いラインですね。

実際にSM 58とBETA 58Aを比較してみると、やはりその辺りのキャラクターの差はしっかり出るもので、特に女性シンガーがハンドマイクで歌うような場合にBETA 58Aはその能力を遺憾なく発揮してくれます。何と言うか、、、シズル感というか艶があるというか、ダイナミック型のマイクとしてはかなりセンシティブな響きを持っているのです。もちろんマイクというのは万能ではないので、人によっては「合わない」ということもあります。その辺りは試してみるしかありませんから、本番前のサウンドチェック（音合わせ）は重要なんですね。

カラオケやバンド活動などで本格的に歌をやっている方は、「マイ・マイク」としてこのマイクを購入して使ってみるのも悪くないと思います。諭吉1枚プラスαくらいで買えるのですから、試してみる価値はあると思いますよ(^-^;A