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TOP > 録音/PA音響 モズハウス・スタジオ 日記 > もっとコワいニセモノマイクとは?
前回の日記でニセモノのマイクについて書きましたが、某オークションサイト辺りでは今も平気でそういうマイクが売られています。オークションやネット通販で異常に安い有名ブランドのマイクを見つけたら、まず「ニセモノ?」と疑ってください。
で、単なるニセモノならばまだ「あ、やられた」で済みます。お金は戻ってきませんけど( ̄▽ ̄;A
ところがもっとコワいニセモノがあるんですよね。それはワイヤレスマイクのニセモノです。一番多いのがSHURE社の「SLX24/Beta58A」という型式の製品でしょう。かなり高額な製品(実勢価格で10万円前後)だけに、オークションなどでは中古でも人気になります。これの新品が1万円以下で出ているようなら100%ニセモノですね。
ワイヤレスマイクのニセモノがなぜコワいのか? それはヘタをすると「1年以下の懲役か100万円以下の罰金」という刑事罰が待っているからです。日本には電波法という法律があって、ワイヤレスマイクも電波を使う場合にはこの法律で規制されています。
ニセモノワイヤレスマイクはまず製品としてこの法律に基づく技術基準適合証明がありません。この時点で使えば即アウトですが、さらに、ニセモノの多くは中国向けの周波数設定になっていますから、日本国内での周波数帯と違うため、完全にアウトです。これに関してはホンモノであっても仕向地が違う場合注意が必要です。
まあ、バレなければいいんですが、最近は総務省も積極的に違法電波を探知しているそうなので、もしバレたら大変なことになるワケです。
ワイヤレスマイクの購入を検討されている方は、くれぐれも安さに釣られないで、日本国内向けの正規品を選ぶことをお勧めします。