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不快なフィードバックを起こさないためには? (2014.06.18)

俗に「ハウリング」などと呼ばれている現象は、おそらく皆さんもどこかで経験したことがあると思います。ピ~~~~!とかウォ~~~~ンとかいう爆音がスピーカーから出てくる、何とも不快な現象ですね。これはPA音響の現場では基本的に「あってはならない事故」です。私ら音響エンジニアは、ハウリングのことを「フィードバック」と呼ぶことが多いのですが、そのフィードバックが起こると寿命が縮む思いがします(; ^ω^)

フィードバックは簡単に言うと、マイクから入った音がスピーカーから再生され、それをまたマイクで一定レベル以上の強さで拾ってしまうことで、音の信号が次から次にループ状になり、どんどんエネルギーが増大してあのような発振音になってしまう現象です。

いったんフィードバックが起きてしまうと、その原因となったマイクか、またはシステム全体の音量を下げて対応するしかありません。もしヴォーカルのマイクが原因ならば、一時的にだとしてもヴォーカルの音量を極端に下げるという対処になります。これではせっかくの演奏が台無しになってしまいますね。

そういうことにならないように、私たちはサウンドチェックやリハーサルのときに、各マイクの音量を最適に調整しておきます。ところが、現実には人間が演奏するのですから、音量が変わったりマイクの位置が移動したり、いろんな状況の変化が生まれることは避けられません。そういう場合、私たち音響エンジニアは長年の経験とカンによってフィードバックしないように音量調整等の細かい操作で対応しています。が、、、残念なことに瞬時にどのマイクが原因なのか判らないケースも少なくありません。その結果残念ながら、短い時間であってもフィードバックが出てしまうこともあるんですね。

で、写真の機械(dbx社のAFS 224)は、音響エンジニアに代わって、フィードバックを素早く検知し、さらにデジタル技術を駆使してそのフィードバックの周波数帯域を特定し、その帯域だけのレベルをガクンと下げることで、ほとんど誰も気づかないうちにフィードバックを解消してしまうという便利モノです。モズハウス・スタジオの機材ラックにも、この優秀なマシンがもちろん入っていますよ。結構助かってます(; ^ω^)

けれども、やはり機械のチカラは「万能」ではありません。対応しきれないケースもあります。その辺りはまた次回で書きましょう。 

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