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TOP > 録音/PA音響 モズハウス・スタジオ 日記 > 不快なフィードバックを起こさないためには? その2
フィードバックを瞬時に感知して解消してしまう便利な機械があっても、決して万能というワケではありません。機械が動作しているときには若干の音質劣化が起こるし、多少フィードバックが出てしまってから動作することもあります。なので、できることならそんな機械の出番がない方がよいでしょう。
フィードバックは音響エンジニアの側に原因がある場合ももちろんありますが、その多くはマイクを使う出演者の皆さんが少し気をつければ未然に防げるものです。そこで皆さんにお願いというか、気をつけていただきたいポイントをいくつか書いておきましょう。
☆メインのPAスピーカーのすぐ近くやすぐ前方にマイクを持って行かない
特にワイヤレスマイクの場合、移動が自由にできますから、PAスピーカーの前方に行って歌ったり、すぐ横でしゃべったりすることも可能です。が、もちろんこれはフィードバックさせに行くようなものですね。
☆マイクのグリル部分(口に向ける部分)を持たない
ブルースハープを演奏する場合などではグリル部分を持つような恰好になる場合もありますが、原則的にマイクを手で持つ場合には、グリル部分に手が触れないように持ちます。また、フィードバックしそうな兆候に気づいて、あわててグリル部分を手で塞ごうとするのは、かえってフィードバックに油を注ぐようなものです。
☆足下のフロアモニタースピーカーにも注意
やはりハンドマイクのとき、つい油断してマイクを下に向けてしまうと、モニタースピーカーでフィードバックが発生することがあります。モニター系にもフィードバック防止機材が入っていればまだいいのですが、そうでない場合、PAエンジニアも焦ってしまうことになります(^_^;A
というようなちょっとした注意で、不快なフィードバックはほとんど防ぐことが可能なはずです。どうか皆さん、ご協力をお願いしますね(; ^ω^)